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【SoftEther VPN】拠点間接続VPN設定(ブリッジ接続)1

SoftEther拠点間接続VPN設定(ブリッジ接続)1

オープンソースのVPNソフトウェア「SoftEther VPN」の接続方式の一つである、拠点間接続VPN(ブリッジ接続)について、設定方法を紹介します。
これにより、複数オフィス内のネットワークを同一のネットワークとして接続できるようになります。
  • サーバー環境:Windows 11、SoftEther VPN Server 4.43
  • ブリッジ環境:Windows 11、SoftEther VPN Server 4.43(Bridgeでもよい)

 

 

ネットワーク構成整理、機器接続

この例では、以下のようなネットワーク構成で機器を接続します。2拠点は同じネットワークセグメントとして相互に通信できます。

図表1-1 ネットワーク構成

図表1-1 ネットワーク構成



なお、SoftEtherの設定中や運用開始後のネットワークトラブル発生に備え、AnyDeskのようなインターネット経由で遠隔操作ができるリモート接続ツールを両拠点に導入しておくと安心です。AnyDeskについては以前の記事で紹介していますので、よろしければ参考にしてください。

 

サーバー・ブリッジ用PC SoftEtherインストール

WebブラウザーよりSoftEtherダウンロードセンターにアクセスし、インストールしたいコンポーネント(サーバー用PCはSoftEther VPN Server、ブリッジ用PCはSoftEther VPN ServerかSoftEther VPN Bridge)とPC環境をリスト選択し、ダウンロード可能なファイルから最新のモジュールを選択します。

図表2-1 SoftEther導入(ダウンロード)

図表2-1 SoftEther導入(ダウンロード)

 

ダウンロードしたモジュールをダブルクリックして、セットアップウィザードを進めます。

図表2-2 SoftEther導入(インストール開始)

図表2-2 SoftEther導入(インストール開始)

 

[インストールするソフトウェアの選択]画面で[SoftEther VPN Server]を選択し、[次へ]を選択します。

*ブリッジ用PCの場合は[SoftEther VPN Bridge]を選択でも良いです。[SoftEther VPN Server]を選択した場合は、ブリッジの機能も含まれます

[使用許諾契約書]画面で内容を確認して同意にチェックを付け、[次へ]を選択します。

図表2-3 SoftEther導入(ソフト選択,使用許諾)

図表2-3 SoftEther導入(ソフト選択,使用許諾)

 

[重要事項説明書]画面の内容を確認し、[次へ]を選択します。
[インストール先ディレクトリ]画面は指定したいディレクトリがなければデフォルト設定で問題ありません。

図表2-4 SoftEther導入(重要事項説明,ディレクトリ)

図表2-4 SoftEther導入(重要事項説明,ディレクトリ)

 

[インストール準備の完了]画面で[次へ]を選択します。
インストールが完了すると、[セットアップが完了しました]画面が表示されますので、[完了]を選択します。
デスクトップに[SoftEtherVPNサーバー管理]アイコンも追加されます。

図表2-5 SoftEther導入(インストール完了,起動)

図表2-5 SoftEther導入(インストール完了,起動)

 

[SoftEther VPN Server Manager]画面が起動したら、[接続]を選択します。
[localhostへのログイン]画面が表示された場合、パスワードは入力せず[OK]を選択します。
[localhost管理パスワードの設定]画面でSoftEtherアプリの管理者パスワードを設定します。このパスワードは失念しないよう管理しましょう。

図表2-6 SoftEther導入(初回ログイン)

図表2-6 SoftEther導入(初回ログイン)

 

サーバー・ブリッジ用PC LAN側ネットワーク設定変更

サーバー側PCで[コントロールパネル]を起動し、右上の[表示方法]が[小さいアイコン]か[大きいアイコン]になっていることを確認し、[ネットワークと共有センター]を選択します。
左メニューの[アダプターの設定の変更]を選択します。

図表3-1 サーバー用PC NW設定へ

図表3-1 サーバー用PC NW設定へ

 

この例では、WAN側(インターネット接続)は無線LANを、LAN側(拠点内のローカルネットワーク)は有線LANを使用します。
LAN側のネットワークを選択して右クリックし、[プロパティ]を選択します。

図表3-2 サーバー用PC NW設定(LAN側プロパティ選択)

図表3-2 サーバー用PC NW設定(LAN側プロパティ選択)

 

公式ドキュメント(3.6.3 ローカルブリッジ用の LAN カードの準備)によると、プロパティ画面の項目について、[SoftEther Lightweight Network Protocol]以外はチェックを外すことが推奨されています。
ただし、この例のように、固定IPアドレスを割り当てたい場合は、[TCP/IPv4]の設定もチェックを付け、IPアドレスとサブネットマスクを割り当てておきます。

図表3-3 サーバー用PC NW設定(TCP/IPv4のIPアドレス設定)

図表3-3 サーバー用PC NW設定(TCP/IPv4のIPアドレス設定)

 

ブリッジ用PCも同様に、LAN側のネットワーク設定を変更します。

図表3-4 ブリッジ用PC NW設定(LAN側プロパティ選択)

図表3-4 ブリッジ用PC NW設定(LAN側プロパティ選択)

図表3-5 ブリッジ用PC NW設定(TCP/IPv4のIPアドレス設定)

図表3-5 ブリッジ用PC NW設定(TCP/IPv4のIPアドレス設定)

 

サーバー用PC SoftEther設定

ここからサーバー用PCにインストールしたSoftEtherの設定を行います。
簡易セットアップ画面を使っても良いのですが、今回は手動で設定してみます。

 

簡易セットアップをスキップするため、右下の[閉じる]を選択します。

図表4-1 サーバー用PC 簡易設定スキップ

図表4-1 サーバー用PC 簡易設定スキップ

 

必須ではありませんが、セキュリティ向上のため、一部設定を変更します。


リスナー一覧にて、今回使用しないポート[TCP 992]と[TCP 1194]をそれぞれ選択し、[停止]ボタンを押し、[停止中]にします。
なお、デフォルトの使用ポートは[TCP 5555]ですが、[SoftEther VPN サーバー管理マネージャ]起動直後の画面の[接続設定の編集]から変更できます。
続けて、 [暗号化と通信関係の設定]を選択します。

図表4-2 サーバー用PC 不要リスナー停止

図表4-2 サーバー用PC 不要リスナー停止

 

[暗号化アルゴリズム]を[AES256-SHA]に変更し、[OK]を選択します。

図表4-3 サーバー用PC 暗号化アルゴリズム変更

図表4-3 サーバー用PC 暗号化アルゴリズム変更

 

セキュリティ向上のための設定変更は以上で、ここから仮想HUBを設定します。


画面上部に[DEFAULT]の仮想HUBが表示される場合、これをそのまま使用しても良いのですが、今回はこれを使用せず、新規作成してみます。[DEFAULT]の仮想HUBが表示される場合は[削除]を選択します。続けて、[仮想HUBの作成]を選択します。

図表4-4 サーバー用PC 既存の仮想HUB削除,作成へ

図表4-4 サーバー用PC 既存の仮想HUB削除,作成へ

 

[仮想HUB名]と[この仮想HUBの管理用パスワード](二箇所)を入力し、[OK]を選択します。
ここで設定した[仮想HUB名]は、次の記事の工程5で使用するため、控えておきます。
仮想HUBを作成した旨のメッセージが表示されたら[OK]を選択します。

図表4-5 サーバー用PC 仮想HUB作成

図表4-5 サーバー用PC 仮想HUB作成

 

作成した仮想HUBを選択し、[仮想HUBの管理]を選択します。

図表4-6 サーバー用PC 仮想HUB管理へ

図表4-6 サーバー用PC 仮想HUB管理へ

 

[ユーザーの管理]を選択します。
[新規作成]を選択します。

図表4-7 サーバー用PC ユーザー作成へ

図表4-7 サーバー用PC ユーザー作成へ

 

[ユーザー名]と[パスワード](二箇所)を入力し、[OK]を選択します。
ここで設定した[ユーザー名]と[パスワード]は、次の記事の工程5で使用するため、控えておきます。

*パスワードは類推されにくい複雑な値を設定します

図表4-8 サーバー用PC ユーザー作成

図表4-8 サーバー用PC ユーザー作成

 

ユーザーを作成した旨のメッセージが表示されたら[OK]を選択します。
[閉じる]を選択します。

図表4-9 サーバー用PC ユーザー作成の完了

図表4-9 サーバー用PC ユーザー作成の完了

 

[閉じる]を選択します。

図表4-10 サーバー用PC 仮想HUB管理の完了

図表4-10 サーバー用PC 仮想HUB管理の完了

 

[ローカルブリッジの設定]を選択します。

図表4-11 サーバー用PC ローカルブリッジ設定へ

図表4-11 サーバー用PC ローカルブリッジ設定へ

 

[仮想HUB]は図表4-5で作成した仮想HUBを選択し、[LANカード]はLAN側の有線LANカードを選択し、[ローカルブリッジを追加]を選択します。
なお、無線LANは基本的に指定不可です。対処方法は公式ドキュメント(3.6.6 プロミスキャスモードに対応していない LAN カードの使用)をご参照ください。

図表4-12 サーバー用PC ローカルブリッジ設定

図表4-12 サーバー用PC ローカルブリッジ設定

 

確認メッセージが表示されたら[OK]を選択し、ローカルブリッジが[動作中]になっていることを確認し、[閉じる]を選択します。

図表4-13 サーバー用PC ローカルブリッジ設定の続き

図表4-13 サーバー用PC ローカルブリッジ設定の続き

 

画面左下の[ダイナミックDNS設定]を選択します。

図表4-14 サーバー用PC DDNS設定確認へ

図表4-14 サーバー用PC DDNS設定確認へ

 

[割り当てられているダイナミックDNSホスト名]の値は、次の記事の工程5で使用するため、控えておきます。

図表4-15 サーバー用PC DDNS設定確認

図表4-15 サーバー用PC DDNS設定確認

 

次の記事に続きます。

 

 

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