
2024年10月初旬にWindows 11向けのバージョン24H2がリリースされましたが、安定が確認できるまで適用を見送りたい場合等において、この設定が参考になります。
- 操作環境:
- OS:Windows 11
- Webブラウザー:Edge
- 使用プラン:Microsoft 365 Business Premium(試用版)
- 管理デバイス環境:Windows 11
- Intuneによる設定方法について
- Intune管理C デバイスグループを用意
- 方法1.Intune管理C デバイス構成ポリシー設定
- 方法2.Intune管理C Windows更新(機能更新)プログラム設定
- おわりに
Intuneによる設定方法について
設定方法は以下の二種類あります。
- 方法1. デバイス構成ポリシーにて設定する
- 方法2. Windowsの更新(機能更新)プログラムにて設定する
方法2の方が簡単ですが、365のBusiness Premiumですと機能更新プログラムのレポート機能が提供されないといった制約があります。レポート機能以外の方法で適用状況の確認を行うのであれば(例えば、デバイスの一覧画面でバージョン情報を照会する等)、方法2でも問題ありません。
方法2のBusiness Premiumの機能制約は公式記事に掲載されています。

Intune管理C デバイスグループを用意
適用対象とするデバイスグループがない場合はこれを作成します。
WebブラウザーよりMicrosoft Intune管理センターにアクセスし、左メニューの[グループ]を選択し、サブメニューの[すべてのデバイス]を選択し、[新しいグループ]より設定します(詳細は以前の記事を参考にしてください)。
この例では、既存のデバイスグループ[all_windows_devices]グループを使用します。

方法1.Intune管理C デバイス構成ポリシー設定
左メニューの[デバイス]を選択し、サブメニューの[デバイスの管理>構成]を選択し、[ポリシー]タブの[作成>新しいポリシー]を選択します。

[プロファイルの作成]画面で、以下の通り設定します。
- プラットフォーム:Windows 10以降
- プロファイルの種類:設定カタログ
- 名前:(適宜入力)

[構成設定]画面で[設定の追加]を選択します。
[設定ピッカー]画面の検索欄に[Windows Update]と入力して[Windows Update for Business]を選択し、下部にリストアップされた以下に項目にチェックをつけます。
- ターゲットリリースバージョン
- 製品バージョン

この例では、Windows11PCへの24H2の適用を保留して23H2を指定するため、[構成設定]画面の値を以下の通りとします。
- ターゲットリリースバージョン:23H2
- 製品バージョン:11
[スコープタグ]画面は特に何も指定せず先に進めます。

[割り当て]画面では、前の工程で用意したデバイスグループを指定します(この例では[all_windows_devices]グループ)。

設定内容を確認し、問題なければ[作成]を選択します。

ポリシー追加が完了しました。
10分位経ってから、このポリシーを選択し、適用状況を確認します。

[レポートの表示]を選択すると、デバイスの適用状況を確認することができます。

こちらは参考情報です。
公式記事に構成カタログの項目値の設定方法が掲載されています。

方法2.Intune管理C Windows更新(機能更新)プログラム設定
左メニューの[デバイス]を選択し、サブメニューの[更新プログラムの管理>Windowsの更新プログラム]を選択し、[機能更新プログラム]タブの[プロファイルの作成]を選択します。

方法1と同様、24H2の適用を保留し、23H2を指定するため、[デプロイの設定]画面で以下の通り設定します。
- 名前:(適宜入力)
- 展開する機能更新プログラム:Windows11, version 23H2
- デバイスがWindows11の実行対象でない場合・・・:チェックをつける

【2024/10/28追記】
上記設定画面の[デバイスがWindows11の実行対象でない場合・・・]にチェックがついていても、現状Windows10でWindows11にアップグレード可能なデバイスに対して、Windows10から11へのアップグレードが適用されます。Windows11で動作しないアプリを導入しているデバイス等、意図しないアップグレードが発生しないよう設定に注意が必要です。
[割り当て]画面では、工程2で用意したデバイスグループを指定します(この例では[all_windows_devices]グループ)。

設定内容を確認し、問題なければ[作成]を選択します。

プロファイル作成が完了しました。
時間を空けてからこのポリシーを選択し、適用状況を確認したのですが、詳細が表示されませんでした。
この後、[モニター]タブの方も確認してみます。

[モニター]タブよりこの設定に関係する[アラートによる機能更新ポリシー]を選択します。

Windows診断データの有効化が必要な旨の警告メッセージが表示されますので、これを選択します。

Windows診断データの有効化画面が表示されました。[Windowsライセンスの認証]のブロックに、レポート機能を使用するにはE3やE5等のライセンスが必要な旨が記載されています。
この記事の最初の方で確認した、365のBusiness Premiumではレポート機能を使用できないというのは、このことであると推測します。

以上のように、この方法ですと、365 Business Premiumを使用している場合は設定画面からデバイスへの適用状況が確認できません。しかし、デバイスの一覧画面でバージョンを照会できるので、大きな支障はありません。

おわりに
Windows11の24H2の更新履歴や既知の問題は公式記事に掲載されています。よろしければご確認ください。
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