IT Hands-on Lab

小規模組織向けIT環境の構築・運用に役立つ情報を、ハンズオン形式で紹介しています。

【AnyDesk】リモート操作ツール 導入&使い方

AnyDeskの導入方法と基本的な使い方

インターネット経由で使用できるリモート操作ツール「AnyDesk」の導入方法と基本的な使い方を紹介します。
遠隔拠点のPCやネットワーク機器をメンテナンスする際、ネットワークのトラブルに備え、このようなツールを遠隔拠点のPCに導入しておくと安心です。
  • 操作環境:Windows 11
  • ツール:AnyDesk 無償版
    *無償版は個人なら使用可/商用は使用不可

 

 

接続元/先PCのAnyDeskインストール

WebブラウザーよりAnyDeskのダウンロードサイトにアクセスし、[今すぐダウンロード]を選択します。
モジュールをダウンロードできたら、これをダブルクリックします。

図表1-1 AnkDeskダウンロード

図表1-1 AnkDeskダウンロード

 

AnyDeskの初期画面が表示されたら、[このデバイスにAnyDeskをインストールする]を選択します。

図表1-2 AnkDeskインストールへ

図表1-2 AnkDeskインストールへ

 

[同意してインストールする]を選択します。

図表1-3 AnkDeskインストール(開始)

図表1-3 AnkDeskインストール(開始)

 

接続先PC上で印刷を行わない場合、AnyDeskプリンターは[インストールしない]で問題ありません。

図表1-4 AnkDeskインストール(AnyDeskプリンター確認)

図表1-4 AnkDeskインストール(AnyDeskプリンター確認)

 

AnyDeskアカウント登録(未済の場合)

AnyDeskのアカウントを未登録の場合、AnyDeskの画面右上のサインインアイコンを選択し、 [アカウント登録]に進みます。
なお、[このワークスペース]の右に記載されている数字が、このPCを遠隔操作する時に指定するアドレスになります。

図表2-1 AnkDeskアカウント登録へ

図表2-1 AnkDeskアカウント登録へ

 

[AnyDeskを使用して以下を行います]から用途を選択し、[Email]、[Password]、[Repeat Password]を入力し、[アカウント登録]を選択します。

図表2-2 AnkDeskアカウント登録

図表2-2 AnkDeskアカウント登録

 

図表2-2で登録したEmailアドレス宛に確認メールが送付されています。そのメール本文中の[Click here]を選択したら、アカウント登録は完了です。

図表2-3 AnkDeskアカウント登録完了

図表2-3 AnkDeskアカウント登録完了

 

AnyDeskサインイン、セキュリティ設定

AnyDeskの画面右上のサインインアイコンを選択し、前の工程で登録したアカウントで[サインイン]します。
続けて、右上のサインインアイコンから、[Account Settings]を選択します。

図表3-1 AnkDeskサインイン

図表3-1 AnkDeskサインイン

 

遠隔拠点にあるPCを使ったメンテナンス作業が目的であれば、そのPCに誰もサインインしていない場合でも、操作できるよう設定する必要があります。画面上の[不在アクセス]の設定がこれに当たります。


左メニューの[セキュリティ]を選択し、[セキュリティ設定を解除しています...]を選択します。

図表3-2 セキュリティ設定へ

図表3-2 セキュリティ設定へ

 

双方向接続の[接続を常に許可する]を選択し、不在アクセスの[Set password]を選択します。
[パスワード]を適宜入力し(二箇所)、[Permission Profile]で[Full Access]を選択し、[適用]を選択します。

*接続元/先PCで相互に遠隔操作を許可したい場合の設定例ですので、セキュリティレベルをより厳しくしたい場合は、設定内容を適宜調整します
*インターネットからPCを遠隔操作できるツールですので、パスワードは大小文字/数字/記号を含む等、類推されにくい値にします

図表3-3 セキュリティ設定

図表3-3 セキュリティ設定

 

アドレス帳登録(任意)

AnyDeskを使用するPCはアドレス帳に登録しておくと便利です。アドレス帳はAnyDeskのアカウントに紐づきますので、一度登録すれば、各PCのAnyDesk上から選択できるようになります。


[新しい接続]タブのアドレス入力欄を選択すると、[アドレス帳]という選択肢が表示されますので、これを選択します。
[項目を追加する]を選択し、遠隔操作するPCのアドレスと名前を入力し、[OK]を選択します。

図表4-1 アドレス帳登録

図表4-1 アドレス帳登録

 

接続元⇒接続先PCリモートアクセス

接続元PCから接続先PCへのリモートアクセスを試してみます。

 

接続元PCのアドレス帳上で、接続先PCの四点マークを選択し、[接続する]を選択します。
不在時アクセスのパスワード入力を求められますので、工程3で設定したパスワードを入力し、[OK]を選択します。

図表5-1 接続先PCへの接続

図表5-1 接続先PCへの接続

 

PCにサインインしていない状態の場合、[サインイン]します。
なお、右側の[Shift]キーが効かない場合があります大文字/小文字混在のパスワード入力等でエラーが出る場合は、左側の[Shift]キーをお使いください

図表5-2 接続先PCの画面が表示された

図表5-2 接続先PCの画面が表示された

 

接続元/先PC間ファイル転送

AnkDeskでは、前の工程のように接続先PCのデスクトップ画面を操作するだけでなく、接続元/先PC間でファイルのやりとりを行うこともできます。


まず、接続元PCから接続先PCへファイル転送を行ってみます。


ファイル転送を選択し、接続元/先PCでファイル転送に使うフォルダを指定します。
接続元PCで転送対象のファイル(フォルダでもOK)を選択し、[アップロード]を選択します。

図表6-1 接続元PCから接続先PCへのファイル転送の実施

図表6-1 接続元PCから接続先PCへのファイル転送の実施

 

接続先PCに図表6-1で指定したファイルが転送されました。

図表6-2 接続元PCから接続先PCへのファイル転送の結果

図表6-2 接続元PCから接続先PCへのファイル転送の結果

 

今度は接続先PCから接続元PCへファイル転送を行ってみます。


ファイル転送を選択し、接続元/先PCでファイル転送に使うフォルダを指定します。
接続先PCで転送対象のファイル(フォルダでもOK)を選択し、[ダウンロード]を選択します。

図表6-3 接続先PCから接続元PCへのファイル転送の実施 

図表6-3 接続先PCから接続元PCへのファイル転送の実施 

 

接続元PCに図表6-3で指定したファイルが転送されました。

図表6-4 接続先PCから接続元PCへのファイル転送の結果

図表6-4 接続先PCから接続元PCへのファイル転送の結果

 

画面表示や入力がおかしい時の対処方法(参考)

不在アクセスの認証が通り、[接続が確立されました…]と表示された後、画面がブラックスクリーンのまま進まない場合があります。操作アイコンを選択し、[Control+Alt+Delete]を選択すると、画面表示が復活することがあります。

図表7-1 ブラックスクリーン発生-[Control+Alt+Delete]で復活

図表7-1 ブラックスクリーン発生-[Control+Alt+Delete]で復活

 

[Control+Alt+Delete]⇒ロック⇒ロック解除後も画面表示が復活しない場合、[Start session recording]アイコンを選択すると、復活することがあります。
画面が復活したら、もう一度同じアイコンをクリックして、レコーディングを停止します。

図表7-2 ブラックスクリーン発生-[Start session recording]で復活

図表7-2 ブラックスクリーン発生-[Start session recording]で復活

 

デスクトップ画面で動作が遅いか接続が切れる場合は、表示設定アイコンを選択し、品質を[高速描画]に変更すると改善することがあります。

図表7-3 表示遅延・切断-[高速描画]に変更

図表7-3 表示遅延・切断-[高速描画]に変更

 

デスクトップ画面でキーボードの入力がおかしい場合は、キーボード設定アイコンを選択し、キーボード配列を[1:1配列]に変更すると改善することがあります。

図表7-4 キーボード入力がおかしい-[1:1配列]に変更

図表7-4 キーボード入力がおかしい-[1:1配列]に変更

 

おわりに

一つ前の参考情報の通り、AnyDeskのようなリモート操作ツールはPC環境やネットワーク環境によっては動作が不安定になる場合があります。
しかし、遠隔拠点にあるPCをインターネット経由で操作できるのはとても便利です。不在アクセスのパスワードを複雑なものにする、不要な権限を安易に付与しない等、セキュリティを考慮しつつうまく活用できると良いです。